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レイブレーサー基板を自宅で楽しむ方法

レイブレーサー(ナムコ・SYSTEM22基板)を動かすための環境や、
ハーネス作成依頼の費用、および期間などをまとめてみました。

まず始めに、SYSTEM22基板がどれくらいの大きさなのかを
見ていただきたいと思います。

比較として、手持ちの基板で一番小さいドットリ君を置いてみましたが、
めちゃくちゃデカいです。
小型のタワーPCの本体くらいだと思っていただければ、分かりやすいかと。

・電源について
大型基板ということで、ものすごい電流を喰います。
HINさんのページを参考にしますと、
レイブレーサーは+5Vでおよそ10A流れるそうです。
で、コントロールBOXと接続して起動…といきたいところですが、
ここでちょっと余談を。

我が家にあるコントロールBOXはボードA社製のボードマスターで、
これには三和電子の汎用電源「SWN-7F」が乗っています。
仕様を見ると、+5Vの最大出力は7Aとなっており、
レイブを動かすためには3A足りません。
(シグマ電子の雷神やAV7000の場合は、
内蔵されている電源の出力が大きすぎる問題もあるようです)

当初は、この環境でも何とかギリギリ遊べたのですが、
時間が経つにつれてリセットがかかり始め、
ついには電源が死亡しました。
(ボードマスター本体を触ってみたところ、
普通の基板で遊ぶときよりも明らかに熱くなっていました…)

というわけで、レイブを動かすために何かいい電源は無いかと探した結果、
比較的安価で取り回しも効きやすい、PC用のATX電源を使うことを決めました。
配線方法および20(24)ピンアサインについてはDoiさんのページにて。
コネクタから配線すると見た目的には綺麗ですが、
私はとにかく動かしたい、遊びたいと言う一心で、コネクタ手前で線をぶった切り、
そこからJAMMA変換ハーネス用カードエッジの電源部に半田付けしました。



・ハーネスの作成依頼
レースゲーを遊ぶなら、アナログスティックを上下左右に動かして操作するよりも、
やっぱりハンドルコントローラーで動かしたいものですよね。
かと言って、筐体から取り外したハンドルやアクセル・ブレーキのコンパネを
自宅に導入するのは厳しいものがあります…

今は閉鎖されてしまいましたが、某氏のブログで以前目にした
レイブレーサー環境には、DC用のハンドルコントローラーが映っていました。
(DC用ハンコンは、抵抗値やアナログセンサーなどの相性がいいようです。)
そこで、駿河屋にてDC用ハンコンを注文し、
レイブの基板とともにマックジャパンへ作成依頼を出しました。
今回は約2ヶ月で作ってくださいましたが、
忙しいとそれ以上かかることがあるようです。


大型基板を接続するにあたり、コネクタ類がうじゃうじゃとありますが、
ピン数が異なっていたり、逆差し防止用の突出ピンがありますので、
繋ぎ間違えることはないと思われます。

ざっと見た感じでは、
サブボードからI/O、音声、RGBの映像信号が出力されているようですね。
(ちなみにSYSTEM22の映像周波数は15KHzです。)
シールドケースとはピンだけで繋がっていますので、
取り扱いには十分に気をつけましょう。
fc2blog_201212301633327df.jpg
※音声はRCA接続にしてもらうように指定すると良いでしょう。

・ボタン対応について
依頼を出す際、「アクセルはここで、視点変更はここで…」と、
細かく指定をするのも忘れてはいけません。
私も、某氏に教えていただいたボタン配置と同じように施工していただきました。
こちらがその配置です。

handle.jpg
右レバーは当然アクセルです。
筐体と同じように踏み込めるか、という点においては、
けっこう厳しいところがあります。
というのも、レバーの後ろ半分あたりからいわゆる"遊び"が生じてきまして、
スタートダッシュを決めようと、アクセルの踏みこみでメーターの微調整をしようにも、
うっかり押しすぎ(踏み込みすぎ)てしまい、ホイルスピンをかまして
大きな出遅れをとってしまうことが多々あるので、要注意です。
(ちなみに私の場合は、スタートの「GO!」の瞬間にアクセル全開を決めています。)

左レバー部をブレーキにしたいところですが、入力上の問題があるようで、
中段左側のBボタンにブレーキが反応されるようになっています。
ボタンといえども、しっかりと入力はされていますし、
レイブの場合は、ドリフト走行へのキッカケ程度にほんの少し踏む程度なので、
あまり気にすることもないと思われます。
ただ、遊び始めたてですと、「左レバー=ブレーキ」という印象がついているせいもあり、
「ブレーキ効かない!…あ、こっちのボタンだった。」ということが多かったので、
慣れが必要になります。

ハンドル前面の-、+ボタンはシフトのアップダウンに。
ドリキャスのレースゲーでもこのような配置がされていることが多いので、
押し間違いをすることなく遊べています。

最下段のSTARTボタンには視点変更の切り替えを。
ゲーム中には頻繁に変えることもそうそうないと思いますし、
この位置でも特に問題はないかなぁ、と。

・費用について
ざっと書きあげてきますね。

・レイブレーサー基板 10.000
・ハーネス加工代   15.750
・ATX電源        2.100
・DC用ハンコン       800
          合計 28.650
その他、諸々の送料を含めると約3万円代となります。
ちなみに、レイブの基板はオークションにて落札したものです。

基板環境の有無にかかわらず、
「レイブを自宅で楽しんでみたい」という方の背中を少しでも押せれば本望です。
不明な点などがあれば、コメント欄にて質問していただければ、
こちらが分かる範囲内であればお答えしたいと思います。
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